Overview
近接覚センサー「近接覚センサーTK-01」を活用した産業用ロボットハンドの開発を行う。
近接覚センサーTK-01は、赤外線とAIを組み合わせた独自センシングにより、カメラレスでモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサー。大阪大学基礎工学研究科の小山佳祐助教が開発した近接覚センサーを商品化・量産化した。対象物との距離と傾きを同時計測し、独自の高速・高精度AI技術と組み合わせることで、物体に触れずに柔らかいものや透明なものを認識。従来産業ロボットが苦手としていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップを実現した。今後は近接覚センサーを活用した基盤技術により、ばら積み部品などを“まさぐりながら、つかみにいく”ことのできるといった新たなロボットハンドの開発にも注力しいく。
Founder
- 代表取締役CEO/藤本弘道(1997)
大阪大学大学院工学研究科原子力工学専攻修了。パナソニックに入社し、モータ社モータ技術研究所にてモータ用材料開発を担当。2003年、着るロボット事業を展開する株式会社ATOUN設立。2022年5月、株式会社SHIN-JIGEN設立、CEOに就任。2022年8月、株式会社Thinker設立、代表取締役CEOに就任。奈良女子大学、大阪工業大学の客員教授
- 取締役/小山佳祐
電気通信大学大学院情報理工学研究科知能機械工学専攻博士課程修了。自身が開発した近接覚センサの社会実装を目的に、2022年8月株式会社Thinker設立、取締役に就任。大阪大学大学院基礎工学研究科助教授
Financial Results
- N/A
History
- 2023年9月、「J-Startup KANSAI」選定
- 2023年7月、「近接覚センサーTK-01」出荷開始
- 2022年8月、株式会社Thinker設立
Investors
大阪大学ベンチャーキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタル、ほか
Funding
- 2023年9月、2.3億円調達(融資含)
/大阪大学ベンチャーキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタル、日本政策金融公庫(新型コロナ対策資本性劣後ローン)
- 2022年9月、1億円調達
/OUVC 2号(大阪大学ベンチャーキャピタル)
Patent
N/A