4日、美容師向け求人サイト運営のセイファート＜9213＞が東証JASDAQスタンダード市場へ新規株式を上場した。初値は1,030円で公開価格1,120円を△8.04%下回った。上場初日の終値は1,018円だった。公開株数は857,400株。株式上場による資金吸収額は9.6億円。市場から調達した資金は、現行サービスのリニューアルや新規アプリの開発、ERP導入・構築、オフィス設備、人材投資のほか、融資返済などに充てる。
セイファートは1991年3月に美容師向け就職情報誌「re-quest/QJ」を創刊し、創業。同年7月に株式会社セイファートを設立して法人化した。紙媒体、Web媒体、イベントを通じて、美容業界にフォーカスした中途・新卒の採用支援サービスを展開する。
美容師のための就職情報誌「re-quest/QJ」は創業以来30年間継続して発行。全国約5万人の美容師宅へ配布しており、美容業界での認知度は高い。また、美容学生向けの就職活動レクチャーや模擬面接などを行うことにより、美容学校との関係を強化。全国の美容学校 278校のうち、93%にあたる259校と取引関係を持つ。美容師に特化した求人サイト「re-quest/QJ navi」は、豊富な情報量が特徴で、就職情報だけでなく美容業界の最新トレンドやキャリアアップのためのコンテンツも掲載。毎月約20万人の美容師ユーザーが活用している。直近の業績は2020年12月期連結売上高22億円、経常利益1.3億円、純利益3,400万円だった。
Data Base セイファート
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