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3D細胞開発の再生医療ベンチャー サイフューズ、東証グロース上場。初値1,720円、公開価格6%上回る。資金吸収額28.4億円

3D細胞開発の再生医療ベンチャー サイフューズ、東証グロース上場。初値1,720円、公開価格6%上回る。資金吸収額28.4億円

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1日、バイオ3Dプリンティング技術による「3D細胞製品」の研究開発を行う再生医療ベンチャー企業サイフューズ<4892>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は1,720円で公開価格1,620円を6.17%上回った。公開株数は1,758,600株。株式上場による資金吸収額は28.4億円。調達資金は開発中の再生医療パイプラインの臨床試験や次世代パイプラインの研究開発などに充てる。

サイフューズは2010年8月設立。バイオ3Dプリンティング技術をもとに、細胞のみから作製した立体的な組織・臓器「3D細胞製品」などの研究開発、製造販売を行う。3D細胞製品を実用化することで、失った臓器や機能を再生させ、従来の手術や治療法では解決できなかったアンメットメディカルニーズに応える。同社のバイオ3Dプリンタは、造形にあたってのデザイン自由度が高いという特徴を持つ。将来的には複雑な構造を有する組織の作製や組織の大型化にも対応すること可能。数種類の細胞を組み合わせた組織・臓器作製などへの応用の可能性も有している。今後、この基盤技術を主軸とした事業展開によりさまざまな製品開発を進展させ、グローバル展開にも繋げていていく。直近の業績は、2021年12月期売上高 7億824.5万円、経常利益 1億4,491.4万円、純利益 1億4,290.5万円だった。2022年12月期の業績予想は、売上高 3億6,700万円、経常利益 △4億7,600万円、純利益 △5億1,800万円の見通し。

Data Base サイフューズ

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