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アプリ分析サービス展開 フラー、25日東証グロース上場を急遽中止。23年6社目。「情報管理に関して確認すべき事項が発生」

アプリ分析サービス展開 フラー、25日東証グロース上場を急遽中止。23年6社目。「情報管理に関して確認すべき事項が発生」

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アプリ分析サービスを展開するフラー<5583>は24日、「情報管理に関して確認すべき事項が発生した」として、25日に予定していた東証グロース市場への新規上場を取りやめる決議を行ったことを明らかにした。公募による募集株式の発⾏、株式売出しを中止する。今後の上場手続きの再開時期は「当該確認の結果を踏まえて状況を見極めたうえで、総合的に判断する」とした。2023年の上場中止はノイルイミューン・バイオテック、キタムラ・ホールディングス、トライアルホールディングス、スタジアム、ホロスホールディングスに続き、6社目となった。

フラーは2011年11月に設立。国内アプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」の開発、提供を軸に、新規・既存事業の戦略構築からプロダクト開発、グロースまで、アプリやWebなどデジタルにかかわる支援を行うデジタルパートナー事業を展開する。自社サービスのApp Apeは、スマホアプリの実利用データを提供するアプリ分析サービス。どのアプリがいつ・誰に・どのくらい使われているかといったデータを提供する。これまでにアプリ開発会社や広告代理店・金融機関など、国内外5,000社以上の企業、団体に提供している。現在、収益の9割は業務受託が占めており、直近の業績は2022年6月期(12期)売上高 12億4,535.2万円、経常利益 1億6,614.5万円、純利益 2億2,505.3万円だった。

創業者の渋谷修太氏は1988年9月生まれ。専門学校卒業後、筑波大学へ編入。2011年4月にグリー入社し、マーケティング事業に従事した後、2011年11月フラーを創業した。

Data Base フラー

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