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QPS研究所、小型SAR衛星「イザナギ」のSAR衛星機能約95%実現

QPS研究所、小型SAR衛星「イザナギ」のSAR衛星機能約95%実現

 

QPS研究所は3日、昨年12月に打ち上げに成功した小型SAR衛星1号機「イザナギ」(イザナギ)が初期運用でSAR衛星機能の約95%を実現したことを明らかにした。SAR衛星とは、「Synthetic Aperture Radar」の頭文字をとった略語。日本語では「合成開口レーダー」と訳される。マイクロ波を使った地表面を観測する衛星で、太陽の光があたらない夜側の地表面、雲の下にある地表面も観測できるのが特徴だ。イザナギは、QPS研究所が開発した。

イザナギは日本時間2019年12月11日にインドのアーンドラ・プラデーシュ州にある「サティシュ・ダワン宇宙センター」より、主力ロケット「PSLV(Polar Satellite Launch Vehicle)」のC48によって打ち上げられた。打ち上げ翌日の12日早朝にイザナギとの初交信を行い、イザナギがロケット振動や熱に耐え、衛星内部の機能などが正常であることが確認された。同16日にQPS研究所が独自開発した収納型アンテナを展開。SARのテストを開始した。

イザナギは、アンテナ展開やデータの高速ダウンリンク、SARの送信など、小型SAR衛星の主なポイントはすべてクリア。初期運用で約95%のSAR衛星機能を実現した。QPS研究所は今回運用中のイザナギで検証した技術や改善点を2020年打ち上げ予定の2号機へ活かす考えだ。






QPS研究所は、2005年に九州大学の名誉教授の八坂哲雄氏と桜井晃氏、三菱重工業のロケット開発者だった舩越国弘氏により創業。2024年を目標に36機のSAR衛星を運用する計画だ。小型SAR衛星によって、世界中どこでも約10分で地球を撮影できる体制を作り、準リアルタイムデータ提供サービス構築を目指す。

 
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