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東証スタンダード上場 エキサイトHD、初値1,700円、公開価格27%上回る。資金吸収額13.8億円。売上75億円、経常5.9億円見通し

東証スタンダード上場 エキサイトHD、初値1,700円、公開価格27%上回る。資金吸収額13.8億円。売上75億円、経常5.9億円見通し

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19日、ポータルサイト「エキサイト」を展開するエキサイトホールディングス<5571>が東証スタンダード市場へ新規株式を上場した。初値は1,700円で、公開価格1,340円を 26.87%上回った。公開株数は1,035,000株、初値ベースの時価総額81億5,400万円、株式上場による資金吸収額 13.8億円。調達資金はシステム開発と広告宣伝費に充てる。

エキサイトホールディングスは2018年7月設立。ポータルサイト「エキサイト」の運営を軸にしたメディアサービスや、ISPサービス、MVNOサービスのほか、BtoB向けSaaSの提供やDX事業などを展開する。グループ中核を担うエキサイトは、1997年8月に米Excite Inc.が100%出資する日本の子会社として設立。主力のインターネット広告事業が急成長し、2004年11月に株式店頭登録。同年12月、ジャスダック証券取引所へ株式上場(2013年7月から東証JASDAQ市場)した。ところが、2016年3月期からは3期連続の営業損失を計上。競争激化などにより主力事業の収益が悪化。加えて、ISPサービスへの投資や大型プロモーション投資などもかさみ、業績が低迷した。そんな中、2018年7月に元サイバーエージェントCOO西條晋一氏率いるXTechがTOBを提案。エキサイト株式の取得を目的としたXTech HPを設立し、2018年10月に子会社化した。2018年11月に上場廃止後は、純粋持株会社へ移行し、社名をエキサイトホールディングス変更した。直近の業績は2022年3月期(連結)売上高 71億3,196.1万円、経常利益 4億797.6万円、純利益 3億4,693.7万円だった。2023年3月期(連結)の業績予想は、売上高 75億1,000万円、経常利益 5億9,100万円、純利益 4億4,700万円の見通し。

代表の西條晋一氏は、伊藤忠商事株式会社を経て、2000年3月にサイバーエージェント入社。2004年12月、取締役就任。2008年12月、専務取締役COO就任。その後、2013年8月にWiL共同創業者ジェネラルパートナー就任した。2018年1月にXTechXTech Venturesを設立。2018年7月、TOBによりエキサイト全株式を取得し、2018年11月に完全子会社化した。

Data Base エキサイトホールディングス

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