21日、インターネット専業銀行の楽天銀行＜5838＞が東証プライム市場へ新規株式を上場した。初値は1,856円で、公開価格1,400円を32.57%上回った。公開株数は63,969,800株、初値ベースの時価総額3,155億5,600万円、株式上場による資金吸収額 895.5億円。調達資金はすべて運転資金に充てる。
楽天銀行は2000年1月に設立。楽天グループを親会社とするインターネッ ト銀行として、物理的な支店や自前のATMを保有せず、インターネットによる銀行サービスの提供を行う。楽天グループが有する1億超ID（2022年12月現在）の顧客基盤を強みに、楽天ポイント、ブランド、知名度の活用、楽天グループ各社との顧客相互送客などによる楽天エコシステムを活かすことで利便性や価格競争力を高め、事業拡大を図っている。2022年3月期末時点の口座数は1,230万口座（前期＋170万口座）、預金量7.7兆円（前期比＋1.9兆円）。直近の業績は2022年3月期（23期・連結）経常収益 1,060億2,600万円、経常利益 279億900万円、純利益 200億3,900万円だった。2023年3月期の業績予想は経常収益1,202億5,500万円、経常利益377億3,800万円、純利益267億1,400万円の見通し。
Data Base 楽天銀行