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住信SBIネット銀行、東証スタンダード上場。初値1,222円、公開価格1.8%上回る。時価総額1,842億円。資金吸収額572億円

住信SBIネット銀行、東証スタンダード上場。初値1,222円、公開価格1.8%上回る。時価総額1,842億円。資金吸収額572億円

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29日、インターネット専業銀行である住信SBIネット銀行<7163>が東証スタンダード市場へ新規株式を上場した。昨年2月15日に東証1部への新規上場承認を受け、翌3月24日に株式上場予定だったが、ウクライナ情勢の影響や直近の市場動向などを考慮し、上場を取りやめた。初値は公開価格1,200円を1.83%上回り1,222円だった。公開株数は47,688,600株、初値ベースの時価総額1,842億7,000万円、株式上場による資金吸収額 572.2億円。

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資するインターネット専業銀行。モバイルアプリやインターネットを用いて個人・法人向けフルバンキングサービスの提供や、パートナー企業に決済や預金、貸出などの銀行機能を提供するBaas「NEOBANK」などの金融サービスを展開する。 フルバンキングサービスは、2022年12月に預金口座数が590万口座を突破。2022年12月末には住宅ローン累計取扱高が8.9兆円を突破した。2022年3月期の預金口座の増加数は88万口座、決済件数(単体)13,974万件、手数料収益等(単体)83億円だった。BaaS事業の「NEOBANK」は2020年にサービス提供を開始。提携事業会社に銀行機能を提供し、提携先を通じて開設された顧客口座数に応じたアカウント(口座)手数料が収益となる。2022年12月31日時点、BaaS事業を通じて獲得した口座数は累計約654千口座。2023年3月期3Q累計期間において、提携先から受領した口座手数料、トランザクション手数料、預金収益の実績は合計19億8,500万円、BaaS事業の業務粗利益は31億2,800万円、経常利益6億6,300万円。一方、口座当たりの顧客獲得費用は約354円、解約率0.15%、口座当たりの収益は416円(月額)だった。直近の業績は、2022年3月期(15期・連結)経常収益 8,352.7万円、経常利益 2,326.5万円、純利益 1,711.3万円だった。

Data Base 住信SBIネット銀行

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