Now Reading
医師が創業 AMI、リアルテックなどシリーズB総額9.1億円調達。「聴診DX」推進、超聴診器の研究開発

医師が創業 AMI、リアルテックなどシリーズB総額9.1億円調達。「聴診DX」推進、超聴診器の研究開発

アバター画像

超聴診器の研究開発を行うメディカルスタートアップAMIは6日、リアルテックホールディングス、肥銀キャピタル、日清紡ホールディングス、メディカル・データ・ビジョン、PARAMOUNT BED Healthcare Fund、KipsからシリーズB総額9.1億円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達した資金でAIエンジニアや、事業開発・営業メンバーの採用を強化するほか、海外展開も進めていく。

AMIは2015年11月に設立。音響工学・電子工学・AI技術を活用した超聴診器「心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器」の研究開発や、遠隔医療システムの開発を行う。開発中の心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器は、心筋活動電位の発生タイミングとデジタル化された聴診音を抽出し合成することで、ノイズを取り除き疾患に繋がる心雑音のみを自動的に検出することができる聴診器。遠隔医療に適用することで的確な医療を広く提供できるようになる。創業時より研究開発を重ね、開発目標に掲げていた「心音と心電を同期して取得・保存・表示ができる」「可聴周波数の下限である20Hz~正確に音を取得できる」という1stプロダクトが2022年9月に薬事承認された。

同社を創業したのは大学院病院などで循環器内科医師として従事していた小川晋平氏。「私たちは『急激な医療革新を実現する』をミッションに研究開発を進めている九州を拠点にした研究開発型スタートアップです。200年以上も大きな変革のない「聴診」にイノベーションを起こすべく、聴診のデジタル化を超えた「聴診DX」を推進し、医療現場・臨床研究・医学教育・遠隔医療の課題解決の実現を目指します。」(代表 小川氏)

Data Base AMI

© 2022 TOKYO GEEKS. All rights reserved. 

Scroll To Top