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最短10分で配達ネットスーパー「Mesh」サービス終了。22年3月シード2億円調達。CEO「継続的に提供することが難しい」

最短10分で配達ネットスーパー「Mesh」サービス終了。22年3月シード2億円調達。CEO「継続的に提供することが難しい」

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デリバリー専門のネットスーパー「Mesh」が近くサービスを終了する。7日、運営会社 Mesh 代表 佐藤 峻氏が自身のtwitter上で明らかにした。同氏によると「引き合いは常に殺到するような状態」だったが、「ご満足いただけるサービスを継続的に提供することが難しい」との判断に至り、サービス終了を決めた。終了のタイミングについては、「現在Meshにある在庫をユーザーの皆様に概ねお届けできたタイミングにできれば」とし、具体的なサービス終了の経緯などについては後日改めて報告するという。

デリバリー事業は競争が激化している。昨年9月にはMeshと同様の即時配達を行うスタートアップ クイックゲットがサービス停止を発表し、今年3月に破産手続を開始したほか、5月にはフードデリバリーサービス事業の「Chompy」もサービスを終了した。

Meshは2021年11月設立。アプリから注文後最短10分で配達するデリバリー専門のネットスーパー「Mesh」の開発、運営を行う。Meshが扱う商品数は2,500点以上。商品はすべて卸・メーカーから仕入れ、自社倉庫から直接配達する。配達は「即時配達」と「予約配達」があり、即時配達はアプリで注文後最短10分で配達、予約配達ではアプリ上で指定した時間に注文後最短1時間で商品を届ける。今年1月にベータ版サービスを開始し、7月時点のサービス対象エリアは東京都渋谷区、港区、目黒区、世田谷区、品川区のそれぞれ一部。2022年3月にCoral CapitalDelight Venturesなどから総額2億円の資金調達を行なった。

代表の佐藤 峻氏は慶應義塾大学卒業後、ディー・エヌ・エー入社。タクシー配車アプリ「タクベル(現GO)」の事業開発・企画に従事した後、フードデリバリー事業を展開するChompyを経てデライトベンチャーズにEIRとして参画。2021年11月にMeshを創業した。

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