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ユーグレナ、営業損失△65.6億円。キューサイ子会社化棚卸資産ステップアップ影響。今後も投資継続、バイオジェット燃料早期商業化へ

ユーグレナ、営業損失△65.6億円。キューサイ子会社化棚卸資産ステップアップ影響。今後も投資継続、バイオジェット燃料早期商業化へ

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ユーグレナによるバイオジェット燃料の開発や健康食品などの販売を行うユーグレナ<2931>が10日に発表した2021年12月期連結業績は、営業損失が△65億6,500万円だった。2021年6月にケール青汁など健康食品を販売するキューサイを連結子会社化した際の棚卸資産のステップアップに伴い、棚卸資産に計上した含み益のうち、48億4,237万円を売上原価として費用化したことによる赤字拡大で、同費用化処理の影響は翌連結会計年度中に解消する見込みだ。一方、売上高は過去最高の344億2,038.7万円と成長した。連結子会社化したキューサイがヘルスケア事業の収益に寄与し、増収幅を拡大した。

エネルギー事業は、△13億4,160万円の損失を出したが、2021年3月に使用済み食用油や微細藻類ユーグレナを原料とするバイオジェット燃料「サステオ」が完成し、6月にはサステオを使用した民間航空機などによるフライトを実現。バイオ燃料事業の早期商業化を目指し、今後も投資を継続する。2026年度売上高1,000億円を見込む。

Data Base ユーグレナ

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