モバイルゲーム開発を行うドリコム＜3793＞は18日、Web3事業に本格参⼊する方針を固めた。これまで同社が事業を展開してきたエンターテイメント領域と近年盛り上がりを見せるWeb3の領域が重なり、今後、⼤きなビジネスチャ ンスに繋がると判断。ブロックチェーン技術などを活⽤したトークンエコシステムを内包する新規サービス、プロダクト開発を手掛ける。
第一弾として、VR・ブロックチェーンゲーム開発を行うThirdverse グループと GameFi 領域におけるブロックチェーンゲームの制作を⾏う契約に合意した。Thirdverse グループがパブリッシャーとなり、ドリコムがブロックチェーンゲームの受託開発を行う。今後、海外向け2作品の制作を予定しており、1作品⽬は、ドリコムが保有する IP「Wizardry」をThirdverse グループにライセンス提供したゲームになる。2022年春にThirdverseグループとの各種契約締結を行い、夏には Thirdverseグループによる「Wizardry」ブロックチェーンゲーム開発を発表する予定だ。
ドリコムは、2017年よりブロックチェーン周辺技術の研究開発を⾏ってきたが、当時は事業ドメインとの距離が遠く、事業化検討までには至っていなかった。一方、Thirdverse の代表は、モバイルゲーム開発のgumi創業者の國光宏尚氏。VRやブロックチェーンゲーム領域において最先端のノウハウを保有する。ドリコムがこれまで培った IPゲームの開発、運⽤ノウハウと、Thirdverse グループのブロックチェーンゲーム開発・運⽤ノウハウ、マーケティングノウハウを持ち寄り、両社の事業拡⼤を⽬指していく考えだ。
「NFT、ブロックチェーンゲーム市場の加熱により、この領域で新しいイノベーションの芽 が⽣まれつつあります。そんなタイミングだからこそ、両社の強みを活かし合って全⼒で グローバルに挑戦していきたいです。Web3 is Now！ 」（Thirdverse 代表 國光宏尚氏）
Data Base ドリコム Thirdverse