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飲食店向け食品Eコマース展開 フーディソン、東証グロース上場。初値は公開価格と同じ 2,300円。資金吸収額28.2億円

飲食店向け食品Eコマース展開 フーディソン、東証グロース上場。初値は公開価格と同じ 2,300円。資金吸収額28.2億円

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16日、生鮮流通プラットフォーム事業を展開するフーディソン <7114>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は公開価格と同じ2,300円だった。公開株数は1,226,800株。株式上場による資金吸収額は 28.2億円。調達資金は人材採用や新物流センターの開設、鮮魚セレクトショップの新規出店、広告宣伝費、借入金の返済資金などに充てる。

フーディソンは2013年4月設立。飲食店向け食品Eコマース「魚ポチ(うおぽち)」の事業展開を主軸に、鮮魚セレクトショップ「sakana bacca」や食品事業者向け人材紹介サービス「フード人材バンク」の運営を行う。魚ポチは、生産者・卸業者・メーカーなどから仕入れた生鮮食品・冷凍食品・加工食品など約3,000種類の商品をサイト上に掲載し、飲食店などのユーザーが必要な分量をオーダーすると、地域に応じて翌日から3日後までに店頭に配送されるサービス。購買データからユーザーのそれぞれの趣向性にあった商品をレコメンデーションする機能のほか、生鮮食品販売に対応した独自システムを構築しており、変動する生鮮食品特有の商品情報を迅速にデー タ化。販売データと物流を接続することでスピーディーに商品を出荷する仕組みを持つ。また、豊洲市場の買参権を有しており、大田市場と合わせて中央卸売市場を活用した効率的な商品調達を行うことが可能。加えて、独自開拓した全国の産地ネットワークを通じて、市場を介さない商品調達も行っている。調達した商品は大田市場で加工梱包し、距離に応じて自社または外部委託による配送を行っており、現在全国46都道府県(沖縄県、一部離島除く)でサービスを展開している。 

鮮魚セレクトショップのsakana baccaは、一般のスーパーマーケットではあまり販売していない魚種や産地仕入れにこだわった 水産品等を中心に販売するC向けサービス。2022年9月末現在、実店舗を東京都内に8店舗運営する。

直近の業績は、2022年3月期売上高 35億9,221.1万円、経常利益 △819.7万円、純利益 △1,280.2万円だった。2023年3月期の業績予想は、売上高 50億2,300万円、経常利益 1億1,800万円、純利益 7,800万円の見通し。 

Data Base フーディソン

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