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転職サイト運営 オープンワーク、東証グロース上場。初値3,500円公開価格11%上回る。資金吸収額40.8億円。20年創業者が40億円超でLMへ売却

転職サイト運営 オープンワーク、東証グロース上場。初値3,500円公開価格11%上回る。資金吸収額40.8億円。20年創業者が40億円超でLMへ売却

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16日、社員クチコミ転職・就職サイト「OpenWork」を運営するオープンワーク <5139>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は公開価格 3,150円を11.11%上回る3,500円だった。公開株数は1,295,900株。株式上場による資金吸収額は 40.8億円。調達資金は人材採用をはじめ、サービスの認知向上、収益拡大を目的とした広告宣伝費などに充てる。 

オープンワークは2007年6月に創業者の増井慎二郎氏により、ヴォーカーズとして資本金500万円で設立。社員クチコミデータを基盤とした転職・就職サイト「OpenWork」の運営を軸に、企業向け採用支援サービス「OpenWorkリクルーティング」などの事業を展開している。OpenWorkは、社員のクチコミに加え、残業時間や売上高などのデータなど、さまざまな角度から会社の実態を知り、転職・就職などに役立てることができるサービス。情報健全性を維持するため、すべての投稿内容にAIを活用した機械審査と専任スタッフによる目視審査を行っており、2022年10月末時点、約64,000社、約1,380万件の社員クチコミデータが掲載され、登録ユーザー数は約515万人に上る。社会人ユーザーは、20代~30代が68%を占め、学生ユーザーの92%が大学・大学院在籍者。2021年3月卒で就職活動を行う大学生の約半数が「OpenWork」を利用しているという。収益モデルは、有料会員と提携サービス運営企業からの紹介料の2つ。2022年10月末時点の契約社数は約1,700社、登録エージェント企業数 約370社、約43,000件の求人を掲載している。OpenWorkリクルーティングの契約社数は約1,700社、登録エージェント企業数 約370社で、約43,000件の求人を掲載している。  

2021年12月期のサービス別営業収益構成比率は、「OpenWork」68.4%、「OpenWorkリクルーティング」29.5%、「その他」2.0%。直近の業績は2021年12月期売上高 15.3億3,591.7万円、経常利益 3億2,444.3万円 、純利益 2億3,242.7万円だった。2022年12月期の業績予想は、売上高 19億7,000万円、経常利益 5億4,900万円、純利益 3億8,000万円の見通し。 

同社は2018年10月にリンクアンドモチベーションから1億2,500万円を調達。2020年1月には創業者の増井慎二郎氏が保有する同社株式163万株を総額40億7,500万円でリンクアンドモチベーションに売却し、同社の連結子会社となった。 

Data Base オープンワーク

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