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プロペラのない風力発電機を開発 チャレナジー、純損失△2.2億円→△2.8億円赤字拡大。2022年9月前澤ファンドから12億円調達

プロペラのない風力発電機を開発 チャレナジー、純損失△2.2億円→△2.8億円赤字拡大。2022年9月前澤ファンドから12億円調達

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プロペラのない風力発電機を開発するベンチャー企業チャレナジーが発表した決算公告によると、2022年12月期(9期)の純利益は、前期△2億2,086.9万円から △2億8,845.6万円に赤字が拡大した。利益剰余金は△6億4,857.7万円、総資産 12億6,653.1万円だった。

チャレナジーは2014年10月設立。マスナス力と垂直軸を組み合わせた風向や風速の変化に強い垂直軸型マグナス式風力発電機の開発、販売を行う。 風力発電機に「マグナス力」を利用することで、発電できる風速域が広くなり、プロペラ代わりとなる円筒翼の自転をリアルタイムで制御し、強風による暴走を起きにくくする。また、「垂直軸型」により、風向に依存しない発電が可能となり、激しい風向の変化でも、一定の稼働率を維持できるのが特徴だ。同社は2018年8月に沖縄県石垣島で10kW機のマグナス風車の実証実験を開始し、2020年度に量産化。2021年8月より、フィリピンに10kW機の稼働を開始した。

これまでにリアルテックファンドなどの複数のVCや事業会社から資金調達を実施。直近では2022年9月にZOZO創業者の前澤友作氏が運営する「前澤ファンド」から総額12億円の資金調達を行った。

Data Base チャレナジー

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