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ANA発スタートアップavatarin、シリーズA総額20億円調達。20年4月ANAからカーブアウト。遠隔AIロボット”アバター”開発

ANA発スタートアップavatarin、シリーズA総額20億円調達。20年4月ANAからカーブアウト。遠隔AIロボット”アバター”開発

アバター画像

ANAホールディングスからカーブアウトして、遠隔AIロボット”アバター”の開発などを行うavatarinは4月28日、日本政策投資銀行(DBJ)と三菱UFJ銀行からシリーズA総額20億円の資金調達を行なったことを明らかにした。累計資金調達額は40億円。調達した資金は、独自開発したアバター技術「アバターコア」の開発・研究、活用の強化や、遠隔AIロボットの海外を含めた事業展開を加速する。アバターコアとは、ハード・ソフトウェアやクラウド、AIを組み合わせることで、超低遅延で大容量の映像や音声、制御データなどをインターネット経由で高速伝送することを可能にするシステムモジュール。今後登場するさまざまなロボットや自動運転、ドローンなどのモビリティなどに搭載していき、遠隔からの超低遅延リアルタイム制御を実現。その遠隔操作から得られた情報を基にAI学習をさせて、人の能力を拡張することを目指している。

avatarinはANAホールディングスが航空事業に次ぐ事業の柱を育てるべく、ノンエア事業の柱の一つとして手がけていた遠隔操作ロボット開発のアバター事業をカーブアウトし、2020年4月に設立。アバター技術の核となる「アバターコア」の開発をはじめ、体を移動させず、人の意識と存在感のみを伝送し、リアル空間を検索して瞬間移動することができるプラットフォーム「avatarin(アバターイン )」や、ロボティクス、AI、VR、通信、触覚技術などの先端技術を結集し、遠隔で自由に動きまわりながらコミュニケーションをとることができる遠隔AIロボットのアバター「newme」などの開発、提供を行う。newmeは2021年より水族館や美術館などで運用を始めており、今後は国内空港をはじめ、海外空港やホテル、病院、役所、駅、コンビニなどサービス案内業務、誘導などが必要な現場を中心として順次展開する。

Data Base avatarin

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