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D2CプラットフォームAnyMind Group、マザーズ上場中止。2022年に入り6社目。ウクライナ情勢の影響を考慮

D2CプラットフォームAnyMind Group、マザーズ上場中止。2022年に入り6社目。ウクライナ情勢の影響を考慮

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今月30日に東証マザーズへの新規上場を予定していたAnyMind Groupは11日、ウクライナ情勢をはじめ、直近の市場動向などを考慮し、株式上場を取りやめる決議を行った。公募による募集株式の発⾏、株式売出しを中止する。これを受け、東京証券取引所は同日、AnyMind Groupの上場承認を取り消した。2022年に入り、新規上場を取りやめた企業は、今月9日に上場中止を発表した医療ベンチャー企業のRepertoire Genesisに続いて6社目となった。

AnyMind Groupは、2019年12月に設立。新しくブランドを立ち上げたいクリエイターや既にブランドを有するブランド運営事業者に対して提供するマーケティングプラットフォームサービスを軸に、ブランドの生産管理をはじめ、ECサイト構築・運営、物流管理を支援するD2Cプラットフォーム「AnyFactory」、「AnyShop」、「AnyLogi」を、アジア・中東を中心に13カ国・地域で展開している。2021年度3Q累計の地域別売上収益比率は日本45%、東南アジア40%、インド・中華圏等のその他地域14%となっている。

インフルエンサーマーケティングの企画・推進・管理を行うプラットフォーム「AnyTag」や、デジタルマーケティング支援プラットフォーム「AnyDigital」を中心に展開するブランド運営事業者向けマーケティングソリューションサービスは、グループ全社売上の約半数を占めている。2021年12月末時点、同プラットフォーム上の登録インフルエンサー情報はグローバルで30万人以上。直近の業績は2020年12月期売上高110億8,000万円、経常利益 △10億4,500万円、純利益△11億5,100万円だった。

Data Base AnyMind Group

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