Now Reading
慶應大学発ベンチャーIXgene、KIIなどシリーズA総額6億円調達。ゲノム編集iPS細胞で悪性脳腫瘍の新治療法開発

慶應大学発ベンチャーIXgene、KIIなどシリーズA総額6億円調達。ゲノム編集iPS細胞で悪性脳腫瘍の新治療法開発

アバター画像

ゲノム編集iPS細胞を用いた難治性脳疾患の治療法を開発する慶應義塾大学医学部脳神経外科発ベンチャー企業 IXgeneは5日、リードインベスターの慶應イノベーション・イニシアティブに加え、東京大学協創プラットフォーム開発、MSFキャピタルパートナーズ、グリーンコアからシリーズAとして総額6億円の資金調達を行なったことを明らかにした。

IXgeneは2020年1月設立。iPS細胞技術とゲノム編集技術を組み合わせ、難治性脳疾患治療法の開発を行う。ファーストパイプラインとして、現在、ゲノム編集により自殺遺伝子を導入したiPS細胞由来神経幹細胞を用いて、悪性脳腫瘍の新たな治療法の開発と、外傷性脳損傷・脳梗塞に対する再生医療の開発を進めている。今回調達した資金で調達資金で脳腫瘍治療用途における非臨床試験を進め、ゲノム編集iPS由来神経幹細胞の早期臨床入りを目指す考え。

「当社は、iPS細胞と遺伝子編集の技術を掛け合わせ、未だに確立した治療法の無い多様な難治性疾患の治療のためのプラットフォーム技術を開発することをミッションとしており、まず、ゲノム編集治療用神経幹細胞を用いた、悪性脳腫瘍に対する新たな抗がん治療法と、外傷性脳損傷・脳梗塞に対する再生医療の開発を目指しています」( Xgene 代表 古川俊治氏) 

Data Base IXgene

© 2022 TOKYO GEEKS. All rights reserved. 

Scroll To Top