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京大助教授が創業 メトロウェザー、NTTファイナンスなどシリーズA総額3.6億円調達。ドローン向け半径15km圏内の風況計測技術を開発

京大助教授が創業 メトロウェザー、NTTファイナンスなどシリーズA総額3.6億円調達。ドローン向け半径15km圏内の風況計測技術を開発

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ドローン向け風況測定技術を開発する京大発スタートアップのメトロウェザーは1日、既存投資家のDRONE FUNDMOL PLUSと新規投資家のNTTファイナンスを加えた3社からシリーズAエクステンションラウンドとなる総額3.6億円の資金調達を行なったことを明らかにした。シリーズAの累計調達額は10.6億円。調達した資金で開発体制の強化を図り、ドローン市場拡大が見込める米国事業の展開を加速する。また、NTTグループとの協業を強化。これまでのNTTコミュニケーションズとの風況データ提供事業をはじめ、幅広い分野での事業連携を図っていく。

メトロウェザーは京都大学生存圏研究所で助教として研究活動していたCEO古本淳一氏と、京都大学で乱気流検出・予測技術の開発など行なっていたCOO東 邦昭氏が共同で2015年5月に設立。ドローンや空飛ぶクルマが安全・安心に運航・離発着するための突風や乱気流をリアルタイムに可視化する3次元風計測装置「ドップラー・ライダー」の開発、製造を行う。ドップラー・ライダーは、同社のコア技術「微弱な信号を抽出する信号処理技術」を活用し、半径10〜15km圏内の風向・風速を三次元で測定できる装置。空気中に浮遊する微細なチリに、人体に無害な赤外線レーザーを照射し、その反射波を受信することで、風況をリアルタイム・3次元に把握、可視化する。同技術は、2021年に米国のNASAに採用。2023年度よりNASAのドローンテストフィールドに展開している。

Data Base メトロウェザー

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