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宇宙ベンチャーのSynspective、シリーズB総額119億円調達。独自小型SAR衛星による観測データ活用ソリューション提供

宇宙ベンチャーのSynspective、シリーズB総額119億円調達。独自小型SAR衛星による観測データ活用ソリューション提供

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独自開発の小型SAR衛星による観測データを活用したソリューションサービスを手掛けるSynspectiveは29日、シリーズBとなる総額119億円(金融機関からの融資含む)の資金調達を行ったことを明らかにした。これまでの累計資金調達額は228億円。調達した資金は小型SAR衛星の開発、製造、打上、運用のほか、衛星データソリューションの開発、事業拡大に向けたグローバル展開などに投下する。

今回のシリーズBラウンドに参加したインベスターは次の通り。損害保険ジャパン、森トラスト、日本グロースキャピタル投資法人(野村スパークス・インベストメント)、Pavilion Capital(シンガポール)、宇宙フロンティアファンド(スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー)、ジャフコグループ、ジャパン・コインベスト3号(三井住友トラスト・インベストメント)、SBIグループ、Nikon-SBI Innovation Fund、新生ベンチャーパートナーズ2号(新生企業投資グループ)、日本郵政キャピタル、ASエースタート1号(エースタート)、EEI4号イノベーション&インパクト(環境エネルギー投資)、Abies Ventures Fund I(Abies Ventures)、みずほ成長支援第3号(みずほキャピタル)。

Synspectiveは2018年2月設立。小型SAR衛星を独自に開発、運用を行い、衛星によって得られた観測データを活用したソリューションサービスの提供を行う。2020年12月に自社開発した小型SARの初号機「StriX-α」を打ち上げ、成功。2023年末までに合計6機の衛星を軌道上へ打ち上げ、2026年前後には小型SAR衛星30機からなるコンステレーションを構築し、広範囲、高頻度の地上観測を可能にするシステム構築・運用を目指している。

Data Base Synspective

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